2018年2月7日水曜日

ANA 国際線の「新規就航路線及び増便」はどうなるのか?~「2018-2022年度ANAグループ中期経営戦略」をどう見る 2018年2月


 ANAグループは、2018年2月1日、『東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年、そしてその先の持続的な成長の実現に向けて、新たな5年間の成長戦略として「2018-2022年度ANAグループ中期経営戦略」』を発表しました。

 ANAの今後の国際線戦略、特に、新規路線及び増便がどうなるのか、予測してみます。「2018-2022年度ANAグループ中期経営戦略」では、『ホワイトスポットへの進出、提携戦略の推進 』として、取り上げられています。

 上記の表で、ANAの思いが読み取れます。未就航エリアへの路線拡大、「②ホワイトスポット、新規地点へのアプローチの強化」として、ヨーロッパ、オーストラリアの2地点が取り上げられています。  

その内、ヨーロッパの場合、「海外エアラインとの提携も進化」がセットで記載されています。アフリカや南米のようです。となれば、スターアライアンス加盟航空会社のハブ地が有力候補になりますね。スターアライアンス加盟航空会社のハブ地、ヨーロッパで残るは、コペンハーゲンか、ウイーン、チューリッヒ、アテネ、当りの都市になります。

 旅行顧客のニーズから言えば、スペインのマドリッドかバルセロナ、イタリアのローマかミラノに有ると思います。しかし、スターアライアンス加盟航空会社のハブ地では無いので難しそう・・・
 となると、ウイーン、チューリッヒ当りなら、アフリカや南米線の接続も良いので有力ですが、いずれも、LXやOSが運航及び運航再開の予定なので、バッティングすることです。
 ただ、一般的にみたら、バルセロナ、ミラノ当りへの直行便が有力だと思いますが、その場合、スターアライアンス加盟航空会社以外の提携先が必要になります・・・

次に、「首都圏空港(羽田・成田)を拠点に事業を拡大」ですが、「2020年の首都圏発着枠の拡大に向けて、競争力の源泉となる人財の確保や育成、オペレーション基盤の強化を図った上で、2020年に拡大する発着枠を最大限活用し、国際線ネットワークを拡大します」となっています。

 つまり、2020年の首都圏発着枠の拡大を踏まえて、東南アジア、北米路線の増便を進めるという流れのようです。現在、東南アジア、北米の成田発着路線の羽田移管を進め、それで空いた成田発着で、新規路線を開設という方向だと思います。

 「ANA国際線の拡大イメージ」図では、南米路線への接続を意識しているようで、ヨーロッパ線、北米線の「路線拡大」や「増便」とセットにするイメージになっています。北米線では、ニューヨーク、ワシントン、シカゴ、ロサンゼルスの羽田移管に加え、南米路線への接続を考慮して、ヒューストンやサンフランシスコ線なども拡充が考えられます・・・

 東南アジア線は、ベトナム、インド、インドネシア辺りが焦点になるのかもしれませんが、拡充や羽田移管ですかね?

【 ANA 関連情報 】

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https://tabitabi2400016.blogspot.jp/2018/02/ana-14-214.html

◎ANA・JAL 2018年度「路線便数計画」発表~国際線 新路線はなく増便及び機材変更中心 次は「バンコク線勝負」みたい
https://tabitabi2400016.blogspot.jp/2018/01/anajal2018.html

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