2018年1月3日水曜日

ヨーロッパ内 データ定額料金~ローミング料金撤廃+上限価格の規制~2022年1GB=2.5ユーロに


 ヨーロッパの携帯電話情報の追加です。2017年6月15日から、EU加盟28カ国の携帯電話ローミング料が撤廃され、通話、SMS、データ通信が契約国内料金と同等の条件で、域内他国で使用できるようになりました。

 これは、契約回線=ポストペイドだけでなく、使い捨て回線=プリペイド回線も対象ですので、旅行者には朗報です。どこかの国のプリペイドSIMを購入し、その国のデータ定額プランを登録購入すれば、EU内各国で、その限度内で自由に使えることになりました。

 更に、今回の見直しでは、二つの原則が適用されます。「ローミング料金撤廃」に加え、「ホールセール上限価格」の設定です。この「ホールセール上限価格」の導入に伴い、データ定額料金に上限価格の規制が入ったことです。


2017年度の上限規制 1GB=7.7ユーロ/30日


 このデータ定額料金に上限価格ですが、段階的に引き下げられます。2017年度は、1ヵ月=30日、1GB=7.7ユーロですが、2022年には1GB=2.5ユーロに固定される予定です。

 私が現在所持しているプリペイドSIMカード、Vodafone IE(アイルランド)とスペインOrangeです。2017年6月15日の時点で、EUの規制に基づき、ローミング料金撤廃に加え、データ定額料金の見直しをおこなっています。
 Vodafone IE(アイルランド)の場合、データ定額プラン、上記写真のように、1GB/5ユーロ、5GB/15ユーロとなっています。

 更に、スペインOrangeの場合、下記写真のように、データ定額プラン、1GB/7ユーロ、2GB/10ユーロ、3GB/15ユーロとなっています。いずれも、1GB=7.7ユーロ以内の上限規制をクリアしています。

 2022年、5年後には、データ定額プラン上限、1GB=2.5ユーロ/30日に

 しかし、今後、5年かけて、上限が引き下げられます。2022年、5年後には、データ定額プラン、1ヵ月=30日、1GB=2.5ユーロ、2GB=5ユーロ、3GB=7.5ユーロ、5GB=12.5ユーロが上限になる予定です。
ということで、今後は、毎年、上限を睨みながら、データ定額料金の引き下げがおこなわれる予定です・・・

( 関連情報 )

◎VodafoneIE(アイルランド)プリペイドSIMカード~EU内のデータローミング料金撤廃後に使ってみた 2017年11月

◎チェコO2データ定額プリペイドSIMカード~使い捨てSIMですが、ヨーロッパ各国で使用可能 2017年11月

◎スペインOrangeプリペイドSIMカード「Mundo」~ヨーロッパ内データ定額 1GB/7ユーロ/30日 お薦めです ! 2017年12月
https://tabitabi2400016.blogspot.jp/2018/01/orangesimmundo-1gb730.html

◎ヨーロッパ26ヵ国=EU 2020年以降 電子認証システム「ETIAS:エティアス」登録が必要に~手数料 5年有効で5ユーロ
http://tabitabi2400016.blogspot.jp/2018/01/26eu-2020-etias55.html

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