2013年6月21日金曜日

香港・中国移動香港/LTE対応SIMカード購入~香港のLTEデータ定額1日/28HKドル


 香港の高速データ通信 LTE対応のプリペイドSIMカードを手に入れました。中国移動香港 が販売している「4G/3G數據及話音儲值卡」(CMHK 4G/3G Data & Voice Prepaid SIM Card)です。

 香港の4Gサービス、LTEは、1,800MHz帯、2,600MHz帯が使用されています。1,800MHz帯は、CSL、2,600MHz帯は、CSL、Hutchison、PCCW、中国移動香港でサービスが開始されています。LTEのサービスは、契約回線(ポストペイド)ではあちこちサービスが展開されていますが、プリペイドSIMカードの場合は、LTE対応のSIMカードがナカナカ販売されていないのが現状です。

 私は、中国移動香港(China Mobile HK)のプリペイドSIMカードは、すでに「中国移动香港一咭两号储值卡」という香港、中国本土両方の電話番号を持てるプリペイドSIMカードを所持しています。 
 ただし、このSIMカードは、香港でも、中国本土でも、データ通信は、2G/EDGEの回線にしか対応していません。中国移動香港は、香港で3Gサービスを提供していませんので・・・
 今回、中国移動香港が、LTE/3G対応のプリペイドSIMカードを売り出しました。LTEに対応しただけでなく、3Gも使えるということもあり、「電脳中心買物隊 in 香港」から、1,690円で購入しました。なお、3Gの対応は、PCCWから回線借りたサービスのようです・・・。

 LTE対応のプリペイドSIMカード、LTEで使うには対応したスマートホンなどが必要です。私は、「Sony Xperia V LT25i」 香港版を持っていますが、LTEの対応周波数は、800MHz帯/850MHz帯/1800MHz帯/2100MHz帯/2600MHz帯となっています。中国移動香港の場合、上記記載の通り、LTEは、2600MHz帯ですので、香港でも問題なく使えるはずです。

◎ 「4G/3G數據及話音儲值卡」の開通・ルール

① SIMカードの価格は、80HKドルです。チャージ額(初期残高)も80HKドルですが、開通と同時に、「行政服務費」として、2HKドル差し引かれますので、実質使えるのは78HKドルです。
 「行政服務費」ですが、香港のプリペイドSIMカード、一部を除いて、徴収されており、このSIMカードの場合、30日毎に、チャージ額から、2HKドルずつ差し引かれます。

② SIMカードは、micro SIM / miniSIMの両方対応となっています。ICチップの大きさからみて、SIMカッターで、nanoSIMカードに切ることは可能だと思います。

③ 開通は、基本的には、香港でしかできないようです。日本でやってみましたが、NGでした。香港で、このプリペイドSIMカード、スマートフォンやiPhoneに入れて、データ通信を開始すれば開通できます。または、音声通話で、193193にかけても開通します。
 開通手続きが完了したら、このSIMカードの電話番号、有効期限、パスワード、CheckDigitが記載されたSMSが送られてきます。
 ということで、日本では、残念ながら、開通作業を行ってからしか使えませんので、未確認です。回線は、ソフトバンクを使うようですが、海外データ定額ローミングが使えるかどうか不明です。
 


◎ 「4G/3G數據及話音儲值卡」のLTEデータ通信

① 香港で、高速データ通信 LTEが使えます。LTEは、2600MHz帯ですので、それに対応した接続機器が必要です。香港でも、LTE未対応の地域では、接続速度が遅くなる3G、2G/EDGEの接続になります。
 なお、中国移動香港の場合、香港で、LTE及び2G/EDGEの回線しか有りませんが、「4G/3G數據及話音儲值卡」は、例外的に、3Gのサービスにも対応しています。3Gの回線は、自前のものが無いので、「香港PCCW 」の回線借りをしており、香港全域で、3GサービスがOKのようです。

② 香港でのデータ定額は、「1日定額」か「データパッケージ」の購入のどちらかになります。「1日定額」の場合、28HKドルが上限になります。香港でのデータ料金は、0.5HKドル/1MBで課金されていき、28HKドルに到達したら、課金がストップする仕組みです。3HK (Hutchison香港)の場合も、1日データ定額、やはり28HKドルが上限でしたが、こちらは最初から3G対応でしたので、LTE/3G対応は、「格差解消」のような感じです・・・。
 また、「データパッケージ」は、事前購入のようで、50HKドル/ 200MB、148HKドル/ 1GBのパッケージが有ります。(下記写真参照)

③ データ通信のためのAPN設定は下記の通りです。「Sony Xperia V LT25i」 香港版に挿してみましたら、自動設定され、「CMHK Data」というAPNになっていました。APN:cmhk、ユーザー名・パスワード:無しで、internet+mmsに対応しているようです。手動設定の場合、中国移動香港の他のSIMカードと同じ、下記の設定でも問題無いようです。

APN: peoples.net
ユーザー名: なし
パスワード:  なし

 「4G/3G數據及話音儲值卡」の有効期間・チャージ

① 有効期限は、利用開始日から180日です。残高のチャージで有効期間が延長されます。チャージ金額で違いが有り、49HKドル以下の場合、チャージした日から、30日間、50HKドル以上は、有効期限が180日間に延長されます。

② チャージの方法は、中国移動香港営業所、オクトパス、リファイルバウチャー、オンラインチャージなどの方法が有ります。香港現地では、コンビニ等でリファイルバウチャーを購入してチャージするのがお薦めです。
 リファイルバウチャーは、30HKドル、50HKドル、100HKドル、200HKドル、300HKドルの種類がが有り、SIMカードを入れたスマートホン等から、*139*16桁のバウチャーの番号#発信でチャージが完了します。
 日本など海外等から、チャージする場合は、日本のクレジットカードが使えますから、下記から、オンラインでチャージが可能です。

https://1cm.hk.chinamobile.com/bill/prepaid-refill.html?lang=en

③ 50HKドル以上チャージした場合、ボーナスが付きます。「4G/3G數據及話音儲值卡」は、毎月の維持費にあたる「行政服務費」を2HKドルずつ、差し引かれていきますが、チャージのボーナスで概ね賄える仕組みになっているようです。
 ボーナスは、50HKドル~199HKドルまで10%、200HKドル~299HKドルまで20%+10HKドル、300HKドル以上30%+10HKドルです。例えば、200HKドルチャージした場合、10%=20HKドル+10HKドル、30HKドルのボーナスが付きますから、これは約15ヵ月分の「行政服務費」相当になります・・・

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